NIBフロントライン

あさひ会計統括代表社員
田牧大祐氏
田牧大祐氏
【インタビュー】
 -業界、自社の現状は。

 「顧問先は山形、宮城両県を中心に約1100件。クリニックや社会福祉法人などの医業、製造業、非営利法人の税務・会計業務や経営支援に加え、市町村の地方公会計を多く手掛ける。また会計事務所の中で先駆け、定型業務を自動化するロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)の会社を設立した。こちらは一般事業会社、コンサルティング会社、会計事務所など北海道から鹿児島まで顧客がいる。ウェブで打ち合わせをし、リモートで開発、納品もしている」

 -自社でもRPAを活用する。

 「社内では日常的に動く40体を含め、150体ほどのロボットが業務をサポートしている。繰り返しややり直しなど、人が苦手な作業をRPAに移管している。人だとどうしても抜け落ちることがあるが、それもない。これまで1時間半を要していた作業が1分で完了するなど、昨年1年間で3千時間を超える業務時間が削減された。業務自動化によって目指すのはお客さまに喜ばれる仕事をすること。新たなサービスを提供したり喜ばれる情報を持って行ったり、事業承継の対策を行うなど、より経営者のサポートをできる時間を生み出していきたい」

 -求める人材は。

 「RPAの事例は『面白いからやってみよう』という遊びの要素からスタートしたが、結果としてスタッフは人の仕事をサポートできるシステムづくりに一生懸命取り組んでいる。楽しむことから新たなソリューションは生まれる。入社時、スタッフには個性を出すよう伝えているが、そのためには1人で責任を持って仕事ができるまでに自立していないといけない。まずはしっかり勉強して信頼される存在になることが重要だ。またスタッフが考えた、仕事をする上で大切にしたい事柄をクレド(信条)カードにまとめている。朝礼ではクレドに関連して、自分がうれしかったエピソードを順番に発表することにしている」

 -仕事上で影響を受けた人物は。

 「トリンプの元社長吉越浩一郎さんだ。6割合っていれば走りながら考えようというスピード感を持った経営スタイルは、今のような変化の激しい時代に最も大事なことだと思う。吉越さんの研修を受け、スタッフに仕事も私生活も充実させてほしいと思ったことが、クレドカードを作るきっかけとなった」

 ★田牧大祐氏(たまき・だいすけ) 山口大工学部卒。ゼネコンを退職後、公認会計士の資格を取得し中央青山監査法人東京事務所、仙台事務所に勤務。旭会計事務所取締役を経て2011年、柴田健一会長、白田文代表社員とともに税理士法人あさひ会計を設立。18年から現職。19年にあさひアカウンティングロボット研究所を設立、社長に就いた。兵庫県姫路市出身。49歳。

 ★あさひ会計 1979(昭和54)年、株式会社旭会計事務所として設立。2011年税理士法人を設立し業務を移行。相続、M&A、非営利活動法人など専門分野の相談窓口も設ける。15年に仙台事務所を開設し、18年に三沢経営センターと経営統合、仙台青葉事務所を設けた。19年には株式会社あさひアカウンティングロボット研究所を設立。従業員は単体で116人、グループ全体で132人。資本金800万円。山形事務所は山形市東原町2の1の27。

【私と新聞】新たなチャレンジを読む
 田牧統括代表社員は新聞を読む際、県内の自治体の情報や顧客の取り組みを紹介する記事に注目している。経営者の友人が同じ紙面に並んで載ることもあった。「新しいチャレンジを紙面で目にし、みんな面白いことをやっているなと思いながら読んでいる」という。

 新聞に欠かせない要素が写真だ。最近では、香港の大規模デモで警察に抑えられている女性を写した写真が印象に残っているという。「1枚の写真が物語るものはすごい」と田牧さん。原稿、見出し、写真などで構成される新聞だが、文字では語り尽くせない情報を1枚の写真が伝えてくれることがあると語る。

【週刊経済ワード】ティックトック
 音楽に合わせた15秒程度の短い動画をつくり、公開するアプリ。2012年創業のIT企業「北京字節跳動科技(バイトダンス)」が17年5月に始めた。中国国内で展開する動画投稿アプリ「抖音(ドウイン)」の海外版の位置付け。踊ったり口パクしたりしている動画が投稿されている。若い世代に人気。米メディアによると、利用者は8億人を超える。
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