NIBフロントライン

サニックス社長
佐藤啓氏
佐藤啓氏
【インタビュー】
 -業界と自社の現状は。

 「自動車業界は100年に1度の大変革期とされ、車は自動化、電動化が進んでいる。自動車整備は機械化が難しく、人手不足が深刻だ。当社は働き方改革、健康経営に力を入れ、3年連続で健康経営優良法人に選ばれたほか、経済産業省から地域未来牽引(けんいん)企業にも選ばれた。結果として人材確保につながっている」

 -自社の目標は。

 「良い会社になること。良い会社はお客さまに新たな価値を提供し、社会を幸せにする会社だ。他社から愛され、必要とされ、共感を得る会社にしたい。そのために社員が幸せで、誇りを持って働ける会社にする。100年企業になるため『社員の健康が会社の財産』という考えが柱だ」

 -求める人材は。

 「主体的に動ける人、自分が起点になれる人、周囲を巻き込める人だ。言われたことだけをするのではだめ。自ら考え、動くことで周囲を巻き込み、信頼を得て、環境を変えることができる。あいさつができ、お礼が言え、素直に謝ることができる人も、周囲からかわいがられ、成長できる。採用時は個性が秀でている人にも魅力を感じる。人は人生の多くの時間を会社で過ごす。働く時間、会社にいることを楽しめる人であってほしい」

 -社員の能力を高めるため取り組んでいることは。

 「売り上げ向上、生産性向上だけが会社の目的ではなく、大事にしているのは『共育(きょういく)』だ。仕事は全て学びの機会になる。上司だけではなく部下、後輩、インターンシップに来た学生から学ぶこともある。周りの仲間、学生から学び、共に成長することが共育だ。会社をより良くするため、社内委員会がさまざま活動している。委員会は若手がリーダーとなり、ベテランが下に付く。そこではベテラン、先輩が若手から学ぶ。若手にとっては教えることが自分のためにもなる。会社も人を生かすための仕組み、人材を作らなければ」

 -若者に必要なことは。

 「人に興味を持ち、多くの人と接してほしい。社会に出ればさまざまな人と出会う。好きな人だけではなく、幅広いタイプの人と接することで成長する。人でも物でもいろいろなことに興味を持つことは大事だ」

 -仕事上で影響を受けた人物は。

 「県中小企業家同友会に入会し、人を生かす経営について学んだ。同会の活動で学んだことを基に経営理念を確立し、社員の気持ちを一つにする活動を始めることができた。採用活動、社員教育、入社式も合同で行い、会員から刺激を受けている」

 ★佐藤啓氏(さとう・ひらく) 専修大経営学部卒。東京の流通業者を退職後、1996年に営業課長として入社。専務を経て2012年4月から現職。県中小企業家同友会の共同求人委員長も務める。山形市出身。53歳。

 ★サニックス 1970(昭和45)年にニッシン自動車として設立。2010年に三栄自動車工業と経営統合し、現社名になった。総合自動車サービス業として車体製作から、各種車両や特殊機械の点検整備、損害保険までワンストップで一貫提供する。18年12月に架装メーカー「パブコ」(神奈川県海老名市)の仙台工場を取得し、子会社「サニックス仙台」として仙台市に拠点を設けた。社員数約70人。資本金3050万円。本社所在地は立谷川工業団地内の山形市十文字812。

【私と新聞】他社の良い事例を参考に
 若者の活字離れが指摘されて久しいが、佐藤啓社長は「毎朝新聞を読み、視野を広げてほしい」と話す。新聞を読み見聞を広げることで知識が深まり、人生の役に立つと指摘する。

 経済面、地域面、お悔やみ欄は欠かさず読むという佐藤社長。興味深い記事はスマートフォンのカメラで撮影し、後から見返すことがある。他社で取り組む良い事例を紙面で目にし、自社に導入することもある。

 山形新聞では記事に署名が入るようになり、「知っている記者の名前が出ていると興味を持って読むことができる」と話す。山形新聞を「文字が大きく紙面もカラフルで読みやすい」と評する佐藤社長。読者限定電子新聞「やましんe聞」について、「キーワードで記事を検索できる機能があれば良い」と要望した。

【週刊経済ワード】ファーウェイと日本企業
 華為技術(ファーウェイ)は、高い技術力を持つ日本企業の電子部品が継続的な技術革新に重要な役割を果たしていると説明。製品や技術の共同研究も手掛けている。2018年の日本からの調達額は7000億円を超え、13年比で5倍を超える規模となった。ファーウェイは日本でスマートフォンやノートパソコンを販売している。
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