NIBフロントライン

クリーンシステム社長
鈴木隆氏
鈴木隆氏
【インタビュー】
 -業界の現状と自社の取り組みは。

 「廃棄物リサイクルや廃棄物の収集運搬、解体などの事業を行っている。産業廃棄物は近年、産業資源循環物として捉えられるようになってきており、顧客が事業者を選ぶ時代だ。この会社に来て24年目になるが、顧客に信頼される企業づくりを第一に掲げてきた。CSR(企業の社会的責任)活動にも長年力を入れている。ソリューション事業推進部も立ち上げ、ポリ塩化ビフェニール(PCB)の適正処理をお手伝いする事業も始めた。東日本大震災の教訓から、食料や寝具の備蓄庫を建て、ガソリンと軽油の貯蔵タンクを設置した。災害発生時は地域の手助けをできるような体制を整えている」

 -求める人材は。

 「毎年、新卒を含めて数人を採用している。常にアイデアを持って何事にも臨める人材を求めている。当社は、社員が『決まったことをやる』のではなく『自らアイデアを出して、自由に拡大していく』というスタイルだ。例えば、当社ドライバーはだいぶ前から横断歩道の手前で歩行者の有無を指さし確認している。これも社員のアイデア。新たなリサイクル技術を共同研究している山形大工学部からの入社も多い。毎年、個人面談をして職場への思いや希望を聞き、次年度の人事につなげるようにしている」

 -社員の能力、やる気を引き出す取り組みは。

 「資格を取得した場合の報奨金制度や大型車両や重機の社内検定制度を設けている。前に触れたように社員からアイデアを募る提案制度もある。一つのアイデアに1コイン(500円)を与え、節目で金、銀、銅を決めて報奨金も出している。これもアイデア提案制度から生まれたものだ」

 -仕事上で影響を受けた人物、言葉は。

 「システムエンジニアから産業廃棄物処理業に転職し、会社の再生に携わった。そこで出会った銀行出身の上司の『能力は経験の域を出ず』という言葉を常に大切にしている。何事にもひるまず経験することが自分の能力になり、それを応用することでまた違う経験ができると考えており、社員と一緒に実践していきたい」

 ★鈴木隆氏(すずき・たかし) 東京理工専門学校卒。京葉興業取締役、柏市廃棄物処理業協業組合代表理事を経て1995年にクリーンシステム社長に就任。全国木材資源リサイクル協会連合会理事長を5年間務め、現在は北日本木材資源リサイクル協会代表理事、山形再生骨材協同組合理事長、県産業廃棄物協会専務理事、日本PCB全量廃棄促進協会副会長など。東京都出身。55歳。

 ★クリーンシステム 1978(昭和53)年、山形建物解体工務店として設立し、92年に現在の社名に変更。産業廃棄物中間処理業、建物解体工事業を手掛ける。本県をはじめ9県2市から優良産廃処理業者の認定を受けている。今年、南陽市の宇佐美製材所と県南チップを完全子会社化した。資本金1億円。従業員数は94人。千葉県柏市に関東支店を構える。本社所在地は山形市飯塚町中河原1629の5。

【私と新聞】幅広い顧客の動向に注目
 「山形新聞や経済紙を毎日読んでいる。出張の時は『やましんe聞』をチェックしている」と話す鈴木隆社長。最も目を通すのは経済面で、建設業からサービス業まで多岐にわたる顧客の動向を注目している。

 山形新聞は地元を知るためには欠かせないツールだとし「他社の社会貢献活動も興味深く見ている」。関心があるトピックの一つは都市開発。「人口減少と高齢化によって都市づくりはどんどん変わってくる。その中で、インフラの一つであるごみ処理システムがどうなっていくのか気になっている」

 新聞広告の掲載については「これまで私たちは表になかなか出られなかった。広告を通して、事業を皆さんに知ってもらいたいという思いがある。また『宣伝ができる会社』であることが社員の励みになるとも考えている」と語った。

【週刊経済ワード】プラットフォーマー
 検索やインターネット通販、会員制交流サイト(SNS)などにより、利用者にさまざまなサービスの基盤(プラットフォーム)を提供する企業。頭文字を取り「GAFA」と呼ばれる米IT4社(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン・コム)が代表的な存在だ。世界で膨大な個人データを収集し、巨額の利益を上げている。
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