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カーサービス山形社長
小川大輔氏
小川大輔氏
【インタビュー】
 -業界の現状を踏まえ、求める人材、能力は。

 「人気のある日本の中古車の海外輸出による商品の奪い合い、大手中古車販売会社の県内進出など取り巻く環境が変化する中、しっかりとした会社の基盤をつくる必要がある。この基盤を支えるのが従業員一人一人の力だ。経営理念は『にこっと』をテーマにしており、求めているのは明るく、向上心と成長意欲のある人材。選ばれる企業、存続し続けられる企業になるには、従業員とお客さまといった『人対人』の関係づくりが重要になる。こうした前向きな資質を伸ばしたいと考えている。さらに、楽しく仕事をしていないと、暗さや面白くなさはお客さまにも伝わってしまう。従業員が満足して仕事ができる環境をキープすることも大事だと考えている」

 -具体的な人材育成の取り組み、従業員に期待することは。

 「お客さまとの対話を増やすことが一番だと考え、7年ほど前から預かり車検に加えて立ち会い車検を導入した。接点づくりだけでなく、検査に対するお客さまの納得度向上にもつながる。平均1時間ほどだが、整備、販売のスタッフがお客さまと対話する貴重な時間になっている。大感謝祭などイベントも開き、最低でも年2、3回はお客さまと会う仕組みを構築している。ほかには広報、ES(従業員満足度)、CS(お客さま満足度)、改善の四つの委員会を立ち上げ、店舗や年齢の枠を超えて幅広く意見交換できる横のつながりをつくっている。従業員には自分の殻を破る、一歩を踏み出す勇気を持ってほしい」

 -自らが仕事上で最も影響を受けた人物は。

 「初代社長の父親で、20年以上の闘病生活を送りながら仕事を続けた。一番心に残っているのは『人生の中で一番の楽しみは人との出会い』との言葉だ。出会いを増やすことで自らの成長につながるといい、自分でも実感している。経営理念に出会いと感謝の大切さを掲げているのは父親の影響を受けている。また、従業員を大事にする姿を見てきたからこそ、自分自身も従業員と共に会社を成長させたいと思っている」

 ★小川大輔氏(おがわ・だいすけ) 山形商業高を卒業後、仙台日産モーター(現・宮城日産自動車)を経て1995年にカーサービス山形に入社。創業者の父・文男氏の逝去に伴い、2004年に2代目社長に就任した。山形市出身。44歳。

 ★カーサービス山形 1980(昭和55)年に設立。84年に株式会社化し、本社を現在地に移転した。中古車・新車の販売や車両整備、定期点検、リース、レンタカーなど幅広く取り扱う。資本金は4870万円。従業員数は110人。本社は山形市上山家町下宿766の6。

【私と新聞】広告がアクセント
 「新聞はもちろん大事な情報源で、これをいかに人と人とをつなぐコミュニケーションツールに使うかが大事になる」と小川大輔社長。地元の情報や業界の最新動向などは貴重なネタになる。社員にも新聞を読むよう勧めているほか、自らが記事をピックアップし、会議などを通じて社内で周知している。

 自身にとって興味深い記事は地元企業の活動や経営者に対するインタビューだ。同業者、異業種に関わらず、県内企業トップの発言については「自らの会社だけでなく、常に地域をどう盛り上げているかを考えている点に共感している」。社会貢献活動の記事を読むと「自社ももっと地域のためにしなければ」との思いを新たにするという。また、新聞の良い点として広告の存在を挙げ、「活字だらけだと疲れてしまうが、いいアクセントになって読みやすい」と話す。

【週刊経済ワード】貿易統計
 製品や原材料の輸出入の状況を示す経済指標。輸出額が輸入額を上回れば貿易黒字、下回れば赤字になる。税関での申告に基づき、財務省が品目、国・地域別に集計して毎月公表している。東日本大震災以降、原発の運転停止を補う火力発電用の燃料の輸入が増えて赤字基調が続いたが、最近は世界経済の回復を追い風に輸出が堅調で収支の改善が進んでいる。2017年の貿易統計(速報、通関ベース)によると、貿易収支は2兆9910億円の黒字だった。
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