運営主体 山形新聞 荘内銀行 サポート 山形銀行 きらやか銀行 山形県 Readyfor Wonderfly

山形サポート

クラウドファンディングを検討したい。

メインメニュー

新着情報

キクイモサプリが完成 長井・資金活用し「最終作品」


山形サポートで調達した資金で開発したキクイモのサプリメント

 長井市の長井菊芋研究所(飯沢徹代表社員)は19日、キクイモのサプリメント(健康補助食品)の販売を始めた。山形新聞社などが展開するクラウドファンディング(CF)「山形サポート」第1号として資金を調達、「地域活性化につながれば」と期待を寄せている。

 長井産のキクイモは国内の他地域産に比べて、食物繊維イヌリンが多く含まれ、高い評価を得ている。キクイモを通して長井を市内外にアピールしようと、長井商工会議所が中心になって特産化を目指している。

 長井菊芋研究所は、地元有志が2016年11月に設立した合同会社。新商品を開発するため「山形サポート」で資金を募り、目標の150万円を上回る計170万1千円を集めた。

 今回完成したサプリメントは、乾燥チップスと粉末に次ぐ3品目で、CF資金を活用した「最終作品」。キクイモ粉末の含有率を98%以上まで高め、少量でイヌリンを摂取できるようにした。栄養成分が吸収されやすくなるように、かんでも食べられる硬さに仕上げた。

 開発を担当した大沼正国事業管理・営業部長は「キクイモ本来の成分が損なわれないように乾燥の設定温度を工夫した。ほんのり甘みもあり、硬さも程よく食べやすいサプリメントになった」と手応えを口にする。

 農薬や化学肥料を使わずに栽培した長井市産のキクイモだけを使用した。食べ方は1日10~15粒が目安という。400粒入りで3800円。長井市の道の駅「川のみなと長井」と市民直売所「菜なポート南店」で取り扱う。

 長井商工会議所の塚田弘一専務理事は「多くの人から支援を得て、短期間に三つの商品を開発できた。『キクイモは長井』となるように知名度を上げ、活性化につなげたい」と話した。問い合わせは長井菊芋研究所070(2432)1082。

[2018年1月20日掲載]