2019年 県内十大ニュース

 山形新聞が選ぶ2019年の県内十大ニュースが決まった。1位は東北中央自動車道の山形延伸。南東北3県をつなぐ高速環状網が完成した。2位は参院選、統一地方選、主要市長選と相次いだ「亥(い)年選挙」。時代は平成から令和へと移り、東京パラリンピックの代表に県勢が決まるなど喜ばしい話題が続いた。一方で本県沖地震や台風19号の被害、殺人、汚職事件も。大きな災害や事件が多い一年を物語った。

1東北中央道延伸、高速環状網が完成

東北中央自動車道が山形まで延伸し高速環状網が完成した=4月13日、上山市東北中央自動車道が山形まで延伸し高速環状網が完成した=4月13日、上山市

東北中央自動車道の南陽高畠―山形上山間(延長24.4キロ)が4月13日に開通した。県都・山形市と福島市が高速道路でつながり、山形自動車道などとの併用により仙台市を含めた3都市間の環状ネットワークが完成した。東根―東根北間も3月に開通した。

2激戦続いた「亥年選挙」

12年に1度の「亥年選挙」となり、参院選や統一地方選などが続いた。参院選県選挙区で当選した芳賀道也氏は支持者を前に大きくガッツポーズした=7月21日、山形市12年に1度の「亥年選挙」となり、参院選や統一地方選などが続いた。参院選県選挙区で当選した芳賀道也氏は支持者を前に大きくガッツポーズした=7月21日、山形市

統一地方選と参院選が12年ぶりに重なる「亥(い)年選挙の年」。参院選は野党統一候補の芳賀道也氏が自民現職の大沼瑞穂氏を約1万6千票差で破り、自民は60年ぶりに県選挙区の参院議席を二つとも失った。米沢や新庄をはじめ各市長選では激戦が展開された。  

3平成から令和へ

新時代が幕を開け、書道家が「令和」の文字を揮毫。県内も祝賀ムード一色になった=5月1日、山形市新時代が幕を開け、書道家が「令和」の文字を揮毫。県内も祝賀ムード一色になった=5月1日、山形市

平成から令和へ―。新しい元号が始まった5月1日、多くの県民が天皇、皇后両陛下の即位を祝った。新時代のスタートとともに結婚、出産など「令和初」のおめでたで人生の一ページを飾る人も。神輿(みこし)の奉祝渡御、寺院の特別公開などの記念行事も行われた。  

4鶴岡で震度6弱

本県沖を震源とする地震で多くの民家の屋根瓦が損傷した。影響は今も残っている=6月20日、鶴岡市本県沖を震源とする地震で多くの民家の屋根瓦が損傷した。影響は今も残っている=6月20日、鶴岡市

本県沖を震源とするマグニチュード(M)6.7と推定される地震が6月18日に発生した。県内観測史上最大の震度6弱を観測した鶴岡市では、温海地域を中心に家屋や温泉施設などの損傷が相次いだ。ブルーシートで覆われた屋根は今も散在し、復旧作業が続く。

5殺人事件が続発

女性医師が殺害された事件の現場マンション。他にも殺人事件が例年になく続いた=5月20日、東根市女性医師が殺害された事件の現場マンション。他にも殺人事件が例年になく続いた=5月20日、東根市

東根市のマンションで5月、住人の女性医師が殺害され、県警は約3週間後の6月12日、容疑者を殺人容疑などで逮捕した。天童市では男が妻を、朝日町では長男が両親をそれぞれ殺害する事件も発生。例年になく殺人事件が続発した。



6東海林選手、東京パラ代表に

パラ競泳の東海林大(三菱商事、山形市)が9月にロンドンで開かれた世界選手権の男子200メートル個人メドレーを制し、東京パラリンピック代表に決まった。タイムは2分8秒16の世界新記録で、県勢第1号となる東京五輪・パラの代表入りを快挙で飾った。

7汚職事件、摘発相次ぐ

スキージャンプW杯蔵王大会を巡る贈収賄事件で送検される山形市職員。汚職事件の摘発が相次いだ=6月30日、山形署スキージャンプW杯蔵王大会を巡る贈収賄事件で送検される山形市職員。汚職事件の摘発が相次いだ=6月30日、山形署

県警は6月、スキージャンプW杯蔵王大会の協賛金取りまとめ業務で便宜を図った見返りに接待を受けたとして山形市職員を収賄容疑などで贈賄側とともに逮捕。大石田町では看板設置を巡り前副町長らが加重収賄容疑などで逮捕され、汚職事件摘発が相次いだ。

8大沼再生で曲折

再生に向けた取り組みを進める大沼の本店。経営刷新や合理化など曲折が続いた=山形市再生に向けた取り組みを進める大沼の本店。経営刷新や合理化など曲折が続いた=山形市

百貨店の大沼(山形市)は、経営を担ってきた投資ファンドが出資金を自社に還流させていたことなどから資金繰りが悪化。地元社員が3月に経営権を取り戻した。経営環境はなお厳しく、米沢店閉店など合理化を進めたものの、さらなる経営改善が求められた。

9台風19号、本県も被災

台風19号による水害で民家から住民を救出する消防隊員。県内でも記録的な豪雨となり爪痕を残した=10月13日、南陽市台風19号による水害で民家から住民を救出する消防隊員。県内でも記録的な豪雨となり爪痕を残した=10月13日、南陽市

10月、台風19号により全国各地で大規模な浸水被害や土砂崩れが発生した。県内でも東置賜地域を中心に記録的な豪雨が襲い、河川の増水などで住宅浸水や田畑の冠水が相次いだ。県内の最大避難者数は4870人で、農林水産被害額は5億2400万円に上った。

10庄内空港にLCC就航

庄内空港に到着したジェットスター・ジャパンの第1便=8月1日、酒田市庄内空港に到着したジェットスター・ジャパンの第1便=8月1日、酒田市

格安航空会社(LCC)による県内初の路線「庄内―成田線」が8月1日、就航した。成田を拠点に国内外にネットワークを構築するジェットスター・ジャパン(千葉県)が180席で1日1往復を運航。外国人を含む交流人口拡大への期待が広がった。

次点山形大医学部付属病院、がんゲノム医療拠点に指定

山形大医学部付属病院は9月、厚生労働省から「がんゲノム(全遺伝情報)医療拠点病院」の指定を受けた。院内の専門家チームによる治療法の検討・決定から、投薬を中心とした治療まで一貫した医療が可能となった。11月に本格始動した。

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