2022年8月10日(水)
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【ANN55周年連載Vol.3】記事化不可能!? 『三四郎ANN0』ともしげ結婚おめでとう回密着レポート

ニッポン放送『三四郎のオールナイトニッポン0』に密着 (C)ORICON NewS inc.
 1967年10月2日の深夜1時。「君が踊り僕が歌うとき、新しい時代の夜が生まれる。太陽のかわりに音楽を、青空のかわりに夢を。フレッシュな夜をリードするオールナイトニッポン!」という糸居五郎の第一声で、ニッポン放送“深夜ラジオの代名詞”『オールナイトニッポン(ANN)』が幕開けした。現在にいたるまで、才能豊かな数々のパーソナリティーを見出し、リスナーに寄り添い、常に時代の最先端を見つめ、話題や文化を発信してきた『ANN』が、この4月から55周年YEARを迎えた。

【写真】笑いが絶えない『三四郎ANN0』に密着

 ORICON NEWSでは、毎月1組のパーソナリティーにスポットを当てて『ANN』の“今”を紹介する連載企画をスタート。第3弾となる今月は、『ANN0』と『ANN』どちらも経験しながら8年間ラジオを続ける三四郎(相田周二・小宮浩信)。全3回にわたる初回は、番組の密着の様子を届ける。

■『三四郎ANN0』密着レポートのはずが…気づけば話題は“ともしげ”だらけ

 放送1時間前から、楽屋にいる相田の笑い声が別室にまで響き渡る。時刻は深夜2時。まるで居酒屋で談笑しているかのようなテンションだが、一体何をそんなに楽しそうに話しているのだろうか……。今夜の放送にも期待がふくらむ。

 三四郎と作家・福田卓也氏がブースに入るのは、生放送ギリギリの時刻。一番乗りは福田氏で、放送9分前に颯爽(さっそう)とブースに現れた。

 本番8分前に相田が、それから1分遅れて小宮がブースに入る。小宮はすぐに席を立ちどこかに消える。相田は、ブース内でiPhone片手にリラックスしているようだ。ブースの外では、ラジオスタッフ陣とマネージャーが楽しそうに歓談している。三四郎ファミリーはいつもどこか温かい空気感だが、週に1回、この深い時間に顔を合わせていたら、自然と結託するのだろう。

相田「モグライダーのともしげがね、結婚発表」小宮「おめでたい」。

 第一声のこの会話で、コアなリスナーは勘付いただろう。「あ、きょうの放送の軸はコレだな」と。何を隠そう、放送の2日前、小宮の大親友かつ相田の友(親友ではない)であるともしげが結婚発表をしたのだ。今夜のオープニングはもちろんその話で持ちきりだ。オープニングはというか、2時間ずっと持ちきりだ。開始数分でパワーワードが飛び交うブースを見て密かに思った。「これまたとんでもない日に密着がぶつかってしまった……」と。本記事は『三四郎ANN0』密着レポートなのだが、ともしげの密着レポートにもなってしまうことを、どうかご了承いただきたい。

■「し…ば……?」相方の名前すら忘れてしまうともしげ

 放送開始1分も経たないうちに、ブースの外もじわじわと笑いに包まれる。計6人の番組スタッフが各々「うん、うん」「たしかに」など相槌を声に出しながら、うなずいたり笑ったりしている。(ブースに背を向けながらの仕事をしているサブ作家の高橋氏も、放送を耳で聴きながら思わずフフと笑う)。開始5分後、小宮の告発(?)が止まらない。ともしげが今になってインスタグラムを始めたことを話すと、ブース外ではこの日初の拍手笑いが起きた。

 ピン芸人・ゆめちゃんにまつわる、ともしげエピソードで、もう一段階盛り上がる。ファンの若い女の子とのエピソードで、さらに二段階盛り上がる。あまりの興奮に、相方の名前を忘れるエピソードで、またさらに三段階盛り上がる。加速する笑い、止まらないともしげエピソード。相田は笑いどころでチラチラとブースの外を見ながら笑顔を共有する。

 そんな笑顔の矢先、小宮がともしげに妻を紹介されていないことを知り、少し神妙な面持ちに。時折、ともしげに存在を忘れられる相方の芝は、奥さんを紹介されているのか?という話題で、相田は「流石に相方だから紹介しているか」と漏らしたが、リスナーは全員「相田さんは、小宮さんの奥さんを紹介されていないよね」と思っただろう。

 ともしげと(鬼ヶ島)アイアム野田が、女の子と付き合えるか否かで激しい論争を繰り広げたくだりでは、金子ディレクターがひざを叩いて大笑い。仕事中に息が苦しくなるくらい笑えるのだから、ラジオディレクターというのは、大変ながらも本当にすばらしい仕事だと感じた。終電で帰ろうとする女の子に、タクシー代3万円を渡すともしげの一面に、相田は大爆笑。ニヤニヤしながら「上半期に何かやるぞ」と良からぬ予想をする。

 「起きてるかなぁ?」と、小宮が唐突につぶやいたのは深夜3時20分。ブースにはともしげへの着信音が鳴り響く。が、最近深夜バイトに入らなくなったともしげが電話に出ることはない。小宮が一言。「これが、ともしげです」。「ともしげは浮気すると思う?」という相田の投げかけに小宮が一言。「うん」。ブースの外では金子ディレクターが思わず立ち上がり、手を叩いて大笑いしていた。

■全国各地のリスナーがともしげについて考える夜

 CM明け、ブースの外を見てキューを待つ相田。アイコンタクトで伝わる関係性とはすばらしいものだ。そんな阿吽の呼吸から再開されるのは、もちろんともしげトーク。リアクションメールは、ともしげにまつわる下ネタで大盛りあがり。同じ時間に、最高にくだらないことを考えている人が全国各地にいるのだと思うと、明るい気持ちになるし、この時間だけは日々の悩みなんてどうでも良くなってしまう。

 インスタグラムをなぜか本名“友繁良宣”で始めたともしげ。ファンらしき女の子のアカウントもフォローしているともしげ。インスタグラムからタネを巻くともしげ。ともしげにスマホ禁止令を提案する相田。……とここまで書いていて思ったが、ともしげは新婚なのに、こんな話で盛り上がっていいのだろうか。

■フリートークそっちのけ。ともしげ以外もアツい三四郎ファミリー

 翌週に控えたスペシャルウィークのゲストは、相田の上位互換・星野一成。ここにきて星野一成。パーパー・ほしのディスコこと、星野一成。レーザービームを期待される星野一成。そして、同じ日に深夜0時から放送されている『EXIT ANNX』のゲストにくる四千頭身・都築。前回、電話をかけた際に寝ていたので、『三四郎ANN0』から卒業圏内の都築。『三四郎ANN0』までニッポン放送に残るか残らないかは、都築の自己判断となる。

 2回目のCMに入り、ブース内では、三四郎と福田が3人で仲良く談笑。リスナーからしたら、ここの会話こそ聞きたいものだ。CM明け、リアクションメールとともにともしげの下ネタ話に戻るが、唐突に、実家の千葉から三重まで日帰りで行く都築の変なエピソードに。「いかれとりますわな」(cv:「へ」の顔の星野)。

 相田と都築に比べたら、星野一成は普通人間ではないか? 次週、果たして星野一成だけでいいのか? スペシャルウィークに不安が募る一同。と、一瞬だけ星野一成が変なのか普通なのかで議論になったが、開始1時間が経つ今も、ともしげの影は色褪せない。

 時刻は4時6分。丸々1時間、ほとんどともしげについて話をしていたが、若干我に返った小宮が「きょうトーク長いのよ」と、自身のフリートークのことを思い出す。が、ともしげについてまだまだ話し足りない。相田「いいから沖縄に行った話をしろー!」。

■“ホンモノ”は、ともしげだけ

 “志垣”こと小宮のフリートークは、宮古島にウェディングフォトを撮りに行った話。2泊3日分のトークがあるが、初日分で15分を使う。生放送終了の時刻が迫る。普通人間こと星野一成の話が響いてると話す一同。2日目のトークに入っていいか小宮が確認すると、金子ディレクターは「一旦CMで!」。

小宮「きょう多分、相田のフリートークないよ」
相田「オレ、北海道行ってんだよ!!」

 にもかかわらず、CM明けでは星野一成と都築のトーク。都築のファッションが加速し、今ではTシャツを、下に履いているそうだ。ここにきて、ともしげの下ネタ級の意味のわからない話題が生まれた。上下Tシャツ? Tシャツのセットアップ? 変人になろうとしてる……? 都築も普通……? 変わってると思われたい普通の人……なのか? 三四郎の周りにいる“ホンモノ”は、ともしげだけだ──。いつの間にか、Tシャツセットアップも星野一成も忘れ、話題は再びともしげに。そして相田はふと気づく。「来週、ともしげがゲストじゃないんだよ」。

■三四郎ANN0は、2時間では終わらない

 時刻は5時になり、生放送は幕を閉じる。が、ここで終わらないのが『三四郎ANN0』だ。生放送終了後から2分後、ファンクラブ「バチボコプレミアムリスナー」内の限定ラジオ「プレミアムラジオ」の収録が20分ほど行われ、本編に入りきらなかった相田の北海道トークが繰り広げられた。すべて終了したのは5時22分。思わず拍手を送りそうになった。

 さまざまな話題が飛び交っていたが、ともしげの結婚がめでたいことには変わりない。そして、ラジオが始まってから8年経った今、小宮のウェディングフォトの話が聞ける日が来るなんて……。吉祥寺のキャバクラでぼったくられた話など、ラジオを通して小宮の8年間の人生を聴き続けてきたリスナーからしたら、非常に感慨深い。

 『三四郎ANN0』は、2時間20分では、まだまだ足りない。この日、埼玉西武ライオンズの「ライオンズフライデー」でフライキャッチをした後ヘトヘトになりながら有楽町へと足を運び、3時から5時までくだらないテーマを熱く議論し、小宮は長尺宮古島幸せトークをし、相田の幸せ北海道トークはファンクラブ限定ラジオ「プレミアムラジオ」に追いやられたのだった。普通人間のくだりで尺を使い過ぎたと少しばかり反省したところで、有楽町に朝日が昇った。ともしげは、そろそろ目を覚ますだろうか。(取材・文 佐々木笑)

 次回は、三四郎と金子ディレクターの鼎談を届ける。
公開:2022-07-01 07:00
更新:2022-07-02 19:29
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