2021年11月29日(月)
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ユ・アイン、15キロ増量の役づくりで男優賞総なめ『声もなく』日本公開決定

韓国映画『声もなく』2022年1月21日より、シネマート新宿(東京)、シネマート心斎橋(大阪)ほか全国で順次公開
 今月8日に開催されたアジア・フィルム・アワードで2冠(主演男優賞・新人監督賞)に輝くなど、アジアの各映画賞を席巻中の韓国映画『声もなく』が、来年(2022年)1月21日より、シネマート新宿(東京)、シネマート心斎橋(大阪)ほか全国で順次公開される。

【動画】韓国映画『声もなく』約2分の予告編

 世界が注目する韓国映画界において、若手演技派の筆頭株として知られるユ・アイン(『バーニング 劇場版』)が、無名の新人監督の低予算のオリジナル脚本作品に出演したことで、韓国での公開前から大きな話題となっていた本作。ユ・アインは、一切せりふがない難役に、体重を15キロ増量して挑み、ベテラン俳優たちをおさえ、韓国のアカデミー賞と呼ばれる青龍賞で最優秀主演男優賞を受賞し、韓国のゴールデングローブ賞とも称される百想芸術大賞では最優秀演技賞を受賞した。

 さらには、アジア各国の映画が対象となるアジア・フィルム・アワードでは、『すばらしき世界』の役所広司もノミニーに並ぶなか、見事最優秀主演男優賞を獲得するなど、主要映画賞を総なめにしている。

 また、自身によるオリジナル脚本によって監督デビューをはたした1982年生まれのホン・ウィジョンは、犯罪映画の常識を覆すユニークな演出と個性的なキャラクター描写で、切なさとアイロニーの入り混じる全く新しいサスペンス映画を作り上げ、青龍賞と釜日映画賞、アジア・フィルム・アワードで新人監督賞を受賞。さらに百想芸術大賞では新人の枠を超え監督賞を受賞した。ホン監督は、その巧みな演出力とともに、社会性とエンターテインメント性を見事に融合させた脚本も高く評価されており、青龍賞、百想芸術大賞、アジア・フィルム・アワードで脚本賞にもノミネート。世界各国の映画祭で話題をさらった『はちどり』(18年)のキム・ボラ監督と並ぶ、80年代生まれの女性監督が彗星のごとく現れた。

 本作は、思いがけず誘拐犯になってしまった男と、身代金を親に払ってもらえない少女の物語。出会うはずのなかった者たちの巡り合わせを切なく描き、社会から疎外されて生きる声なき人間たちの孤独感を浮き彫りにしていく。

 貧しさゆえ犯罪組織からの下請け仕事で生計を立てる口のきけない青年テインと相棒のチャンボクは、身代金目的で誘拐された11歳の少女チョヒを預かる羽目になり、期せずして誘拐犯罪に巻き込まれていく。犯人と人質という関係でありながら、社会に居場所を持たない彼らはいつしか疑似家族のようになっていくが、彼らの“誘拐”は予測不可能な事態へと向かっていく。

 解禁となったポスタービジュアルには、「ねじれた誘拐の行方は――」というキャッチコピーとともに、“誘拐犯”として、自転車の後ろに少女チョヒをくくりつけて田園地帯を走るテインと、表情なくテインの背中に身体を寄せるチョヒの姿を捉えたカットを使用。

 約2分の予告編は、のどかな田園地帯を背景に、死体処理を行うテインとチャンボクの姿で始まる。組織からの依頼で、誘拐された少女を一日だけ預かることになるものの、依頼主が殺されてしまったため、予期せず彼の仕事を引き継ぐかたちで“誘拐犯”になってしまった二人が動揺しながら犯罪に手を染めていく過程が、時にスリリングに、時にユーモラスに描かれていく。

 ドラマ『梨泰院クラス』で嫌味で傲岸な大手レストランチェーンの会長を演じたユ・ジェミョンが、ユ・アイン演じるテインの相棒・チャンボクを演じ、『梨泰院クラス』の悪役ぶりが嘘のように、罪を犯しながらもどこか憎めないチャンボクを好演しているのも見逃せない。

(C)2020 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEWIS PICTURES & BROEDMACHINE & BROCCOLI PICTURES. All Rights Reserved.

公開:2021-10-19 11:09
更新:2021-10-19 11:09
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