2021年10月17日(日)
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伊藤万理華、思春期の学生役に込めた思い「普通の線引き必要ない」

短編映画『息をするように』初日舞台あいさつの模様
 女優の伊藤万理華が18日、都内で行われた短編映画『息をするように』初日舞台あいさつに登壇した。

【写真】公開初日を両手でアピールする伊藤万理華、Karin.、枝優花監督

 シンガーソングライター・Karin.の楽曲にインスパイアされて制作された同作は、アイデンティティも性自認も定かでない思春期のアキ(伊藤)が、転校先で出会ったキイタ(小野寺晃良)と過ごすことで、心の奥に澱(おり)のように溜まっていた屈託を、静かに前向きに受け入れていく姿を描く。

 伊藤は「最初、Karin.さんから楽曲を含めてMVなどのプロデュースを依頼されたのですが、そんなオファーがきたことなかったので驚きました。結局、プロデュースはできなかったのですが、自分がご一緒したいと思っていた枝優花監督にお願いして、この3人という形が実現しました。役柄の性別が男の子というのは、話題としてはあるのですが、自分が変に男の子を演じなくてよかったのは、枝監督の作る空間が自分と近かったから。男の子だけど、あまりそんな感じで演じてもいませんでした」と語った。

 作品への共感について向けられると「自分と向き合っていた時期に(役柄の)アキが自分ってどうなんだろうと人と比べたり、自分は特別じゃないと思ってしまったりする感情が、普段なら自分が暗いテンションの時は仕事でプラスに働かないのですが、たまたまこのお話をいただいて、自分が向き合っていたものが、それが特別じゃない、普通か普通じゃない、境界線があるかないか、といった線引きは必要ないんだという、この2人と出会ったことで改めて知った、そういう機会をいただけました」と力説。

 その上で「自分がアキとして成立した。自分が活動する上で、役者をしていて、自分はその前はアイドルで、その1個の肩書きで何かフィルターを通して見るというのはこれからも消えないかもしれない。だけど、そこで立ち止まる必要はない、境界線がないものだと思って、男女で決める必要があるのか、そのカテゴリーにはまる必要があるのかとか、共鳴しました。皆さんに見てもらって、自分って何なんだろうと思ったとしても、自分は自分でしかないとプラスにとらえて、作品を楽しんでほしいです」と呼びかけていた。

 舞台あいさつにはそのほか、Karin.、枝監督も登壇した。
公開:2021-09-19 12:08
更新:2021-09-19 12:08
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