2021年10月19日(火)
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『スター・ウォーズ:ビジョンズ』TRIGGER大塚雅彦監督、引退を示唆「区切りとするならこれ以上ない作品」

スタジオ「TRIGGER」大塚雅彦監督による『The Elder』=『スター・ウォーズ:ビジョンズ』9月22日午後4時より、ディズニープラスで独占配信(C)2021 TM & (C) Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
 日本を代表する7つのアニメスタジオが、「スター・ウォーズ」への愛と強い思いを持って制作したシリーズ『スター・ウォーズ:ビジョンズ』が9月22日午後4時より、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)で独占配信開始となる。全9作品のうち、スタジオ「TRIGGER」の代表取締役である大塚雅彦監督による『The Elder』のあらすじと、赤いライトセーバーを握り、青い光を操る<老人>の姿が描かれた場面写真が解禁となった。本作で監督を引退する可能性をも示唆した大塚雅彦監督の“集大成”となる本作に注目だ。

【動画】『スター・ウォーズ:ビジョンズ』予告編

■『The Elder』あらすじ

 経験豊富なジェダイマスターのタジンと若いパダワンのダン。訪れる者も少ない辺境宙域をパトロールしていた二人は怪しい気配を感じ惑星ハボに降り立つ。星の住人から数日前に一人の老人が小型のスターシップで飛来したことを聞き、調査を開始する二人。しかし老人が乗って来たスターシップを目にした時、タジンの脳裏に不吉な予感が漂い始める。

■時間軸は『ファントム・メナス』より前に設定

 本作を手掛けた大塚監督は、「スター・ウォーズ」を見たことがきっかけで映画の道を志したという「スター・ウォーズ」の大ファン。『キルラキル』や『リトルウィッチアカデミア』などを手掛け、日本のアニメーション業界に欠かせないクリエイターの一人だ。

 「スター・ウォーズ」が世代を超えて愛される理由について大塚監督は「シンプルなプロット。最先端の映像。優れたデザイン。魅力的なキャラクター。神がかったBGM、印象的なサウンドエフェクト、タトゥイーンの夕陽。魅力を数え上げたらきりがありませんが、ついつい口真似のSE付きでライトセーバーを起動したくなるような、心の中にある『やりたいこと。見たいもの』を具現化してくれるからこそ『スター・ウォーズ』に魅力を感じるのだと思います」と熱く語る。

 そんな大塚監督が描いた本作は、ジェダイとパダワンの絆、ライトセーバーの闘いなどが詰まっている。本作のライトセーバーのアクションやキャラクター設定について「アクション要素は必ず入れたいと思ったのですが、アニメーションの特性を考えると戦闘機や戦艦の戦いよりもライトセーバー戦の方が向いているだろうと考えました。好みだけで言うともっと活劇要素を盛り込みたかったのですが、十数分の短編でそれをやってしまうと登場人物を描くための時間が足りなくなるので主人公たちの性格や関係性を描写しつつアクションも入るプロットを意識しました。マスターとパダワンの関係性はこれまでの作品とも違和感がないように気をつけたつもりです。ライトセーバー戦の殺陣、特に斬り合いが始まる前の対峙する瞬間の緊張感などに日本の時代劇の雰囲気を意識しました」と明かしている。

 そして、本作の時代設定については「時間軸を『ファントム・メナス』より前に設定したのは、この作品から『スター・ウォーズ』に入ってきてくれるファンを意識したからです。予備知識がなくても理解できる内容になっています。そこからジェダイ騎士やシスに興味が湧いたら是非映画も見てほしいです」とコメント。

 そして、本作が最後の監督作品になるかも知れないと明言している大塚監督は「10年前の会社設立時から現場の仕事は減らしていくしかないと覚悟していましたが、実際にはあまり減らせていませんでした。その後、若いスタッフも育ってきて本当に経営や育成にシフトすべきかと考えていたところにこのお話しをいただき、区切りとするならこれ以上ない作品だと考えたからです」と真意を語り、本作にかける熱い思いを明かしている。
公開:2021-09-14 18:00
更新:2021-09-15 18:18
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