2021年7月25日(日)
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「スーパーで買ったイチゴ、400日間育てると…?」630万再生の記録動画に反響、1年以上の超大作の意図は?

スーパーで買ったイチゴから種を採集して栽培した400日間の記録
 コロナ禍でおうち時間が増えた今、新たな趣味として家庭菜園を始める人が増えている。そんな中、スーパーで買った野菜や果物を捨てずに栽培をする、のりんごさんのYouTubeチャンネルが話題に。イチゴ、メロン、スイカなどの種を採取しての栽培や、パイナップルやキャベツのクズを使った“再生栽培”の記録は、「やってみた」系の動画でありつつ、手間と愛情をかけた栽培の様子が評判を呼んでいる。「こんな大変な工程を500円くらいで美味しく頂いてるなんて…」「誰も不幸にならない優しい世界観の動画」「ありがたみが分かる」と多くのコメントが寄せられているが、なぜこういった動画を投稿しようと思ったのか、のりんごさんに話を聞いた。

【動画】「感動した…!」再生回数630万回超え、スーパーのイチゴから種採取、収穫までの400日間の栽培記録

■「植物の“生命力の強さ”を感じることができる」 再生栽培が持つ大きな魅力

 野菜のヘタや芯を利用して、食べ終わった野菜を捨てずにもう一度栽培する“再生栽培”。豆苗など、キッチンスペースで手軽にできるものも多いが、のりんごさんはキャベツやパイナップルなどの再生栽培に挑戦している。なかでも「スーパーで買ったイチゴの種を植えて収穫しました」は622万回再生、「スーパーで買った玄米を発芽させて米を収穫!」は268万再生を越える反響ぶりである。

――そもそも「再生栽培」はいつ頃から始められたのでしょうか?

【のりんごさん】記憶が定かではありませんが、2017年頃だったと思います。それまでも家庭菜園で野菜を育てていたのですが、「スーパーの野菜を使っても同じようにできるのかな?」と疑問が浮かんだので始めてみました。

――動画では、人工受粉や炭疽病への対応などもされています。農業についてかなりお詳しいですが、どのようにして知識を身に付けたのですか?

【のりんごさん】農業関係の職業には就いていないですし、農業学校で学んでもいません。わからないことは、本やインターネットで調べています。

――これまでに何種類くらいの再生栽培に取り組まれているのでしょうか?

【のりんごさん】約30種類くらいだと思います。果物は途中なのでまだわかりませんが、野菜に関しては、ほとんど収穫できるまで生長したと思います。

――イチゴに始まり、松ぼっくり、玄米、キウイとさまざまな再生栽培に挑戦されていますが、一番思い出に残っているものは?

【のりんごさん】玄米とキャベツですね。お米作りは、苗を田んぼに植えて育てるイメージがあって、まさか玄米から発芽したものをバケツで育てることができるとは思ってもいなかったので、とても驚きました。キャベツは、根っこが付いていないのに芯からまた結球(丸くなる)したので、感激しました。

――のりんごさんが思う“再生栽培の魅力”を教えてください。

【のりんごさん】植物の“生命力の強さ”を感じることができるという点ですね。

 
 のりんごさんは、2019年からYouTubeで動画を投稿し始め、現在では登録者数が14.8万人にまで増えている。400日間の栽培記録をまとめた「スーパーで買ったイチゴの種を植えて収穫しました」や「スーパーのキャベツの再生栽培(リボべジ)」「スーパーで買った小玉スイカの種を取って育てる」といった植物や果物の“再生栽培”動画をメインに、「スーパーで買った車海老を育てる」や「ペットボトルで大根栽培をしてみた」というひと味変わった動画も投稿している。

――YouTubeで動画の投稿をし始めたきっかけは?

【のりんごさん】松ぼっくりから取った種で松を育てていたのですが、「これを動画にしたら時系列で見ることができてわかりやすいかな」と思ったのがきっかけです。

――「スーパーで買った○○」というタイトルから「やってみた」系の動画なのかと思いましたが、実際にはすごく手間と愛情が込められているのを感じます。動画を作成するうえで心がけていることを教えてください。

【のりんごさん】真実を伝える・自分の気持ちを入れる・簡単な言葉を使う・種まきから収穫までを1本の動画にする。この4つの点を心がけています。育てていると、虫の被害に遭ったり、病気になったり、枯れたりすることもあるのですが、それらも含めて私の栽培記録だと思うので、そのときの私自身の気持ちを込めて、包み隠さずに動画にしています。

――スーパーで買った車エビの飼育にも取り組まれていました。なぜ野菜や果物とは全く異なる挑戦をしようと思ったのですか?

【のりんごさん】スーパーつながりでやってみたのがきっかけです。ただ、車エビの飼育に関する情報がほとんどなかったので、判断に迷うことがとても多くて大変でした。

――コロナ禍で家庭菜園をする人も増えているようです。動画投稿を通して家庭菜園の盛り上がりを実感することはありますか?

【のりんごさん】実際にはそこまでの実感はありませんが、「私もやってみたいです」というコメントをいただくことが増えた気はしますね。

――最後に、再生栽培(飼育)で今後挑戦してみたいものを教えてください。

【のりんごさん】再生するのが難しそうな野菜に挑戦してみたい気持ちはあります。例えば、白菜を結球(丸くする)させてみたいという思いはありますね。
公開:2021-06-21 07:30
更新:2021-06-21 07:30
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