2021年6月22日(火)
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有村架純主演、『前科者』映画&ドラマ化 “保護司”役に挑み「心は毎日震えていた」

有村架純が“保護司”役に挑む、『前科者』映画版:2022年公開、ドラマ版:2021年秋WOWOWにて放送・配信
 「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で連載されている漫画「前科者」(原作・香川まさひと、作画・月島冬二)が、女優の有村架純主演、岸善幸監督により実写映像化され、映画は日活、WOWOWの共同配給で2022年劇場公開、ドラマは2021年秋放送・配信されることが明らかになった。

【写真】監督・脚本を務める岸善幸

 現在もなおロングラン中の大ヒット映画『花束みたいな恋をした』(21年)での好演が記憶に新しい有村。先日公開された『るろうに剣心 最終章 The Final』で有村が演じた雪代巴も、「美しすぎる」、「役と見事にマッチしていた」、「圧倒的な存在感があった」などと絶賛する声がSNSにあふれている。

 同性、異性問わず幅広い世代から絶大な支持を得る有村が、映画&ドラマ『前科者』で演じる主人公・阿川佳代は、コンビニでアルバイトをしながら保護司(ほごし)という仕事に就く真っ直ぐな女性。保護司とは、罪を犯した者、非行のある少年の更生を助ける国家公務員であるものの報酬は一切なく、あくまで民間人の奉仕精神だけで行うボランティア。

 有村も「この作品のお話をいただいた時、“保護司”がボランティアであることを初めて知りました」と話し、作品を通して多くの人に「“保護司”がボランティアであること」を知ってもらいたいと思うようになったという。撮影では、「正義のヒーローにならないよう心がけた」といい、「キャストスタッフの皆さんとひとつひとつ大切に紡いだ日々に私の心は毎日震えていました。これから先も、ここで得られたことは忘れません」と語った言葉が、今回の役柄に全力で向き合ったことを裏付ける。(※下段にコメント全文を掲載)

 原作はテレビドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ)の原作や、『クヒオ大佐』(09年)、『羊の木』(18年)といった映画の脚本も手掛ける香川が、罪を犯した“前科者”たちの更生・社会復帰を目指し、彼/彼女らと向き合い奮闘していく保護司の姿を描いた作品で、18年1月から連載が始まり、19年「第3回さいとう・たかを賞」の最終候補に挙がった社会派ヒューマンドラマ。

 監督を務める岸は、是枝裕和や西川美和といった、日本が世界に誇る映画監督を輩出してきたテレビマンユニオンに在籍し、ドキュメンタリー番組やテレビドラマにおいて、自らの視点や徹底的な取材を通し数多くの映像作品を手掛け、ATP賞テレビグランプリ2012総務大臣賞、文化庁芸術祭テレビドラマ部門大賞、シカゴ国際映画祭テレビ賞長編テレビ映画部門金賞など多くの賞を受賞。

 16年に公開された『二重生活』で初めて映画監督を務め、翌17年に公開された『あゝ、荒野』では、報知映画賞、日刊スポーツ映画大賞、ブルーリボン賞などで作品賞を受賞。第41回日本アカデミー賞では、同作主演の菅田将暉が最優秀主演男優賞を受賞するなど、国内の映画賞を総なめにした。

 次回作が期待されていた岸監督にとっては、『あゝ、荒野』の公開から約4年。ドキュメンタリストとしてのリアリティの追求、そして、映画監督としてのドラマ描写、それぞれを最大限に活かし、自ら手がけた脚本で、漫画「前科者」を本格社会派エンターテイメント作品として描き出す。

 WOWOWにて放送・配信を予定しているドラマは、新人保護司の阿川佳代がさまざまな“前科者”と向き合い、成長する様を描く職業ドラマとして、映画は佳代が保護司として現在進行形の凶悪犯罪と向き合う社会サスペンスとして制作され、映画版は完全オリジナル作品となる。ドラマの放送後にはAmazon Prime Videoでの見逃し配信も予定されており、現代的なメディアミックスでの大きな展開が予定されている映像プロジェクトとなっている。

■有村架純コメント
 この作品のお話をいただいた時「保護司」がボランティアであることを初めて知りました。前科のある人間の更生を手助けする。それって一体どういうことだろう。この作品を世にお届けすることで、さまざまな視点が変わるかもしれない、キャストスタッフの皆さんとこの世界に飛び込んでみたい、そういった思いを抱きました。

 私が演じる主人公は、保護司ではあるけれど複雑な思いを抱えながら存在意義を探している女性。その要素を内包しつつ正義のヒーローにならないよう心がけ、距離感などは監督とその都度話し合いながら慎重に撮影を進めていきました。

 キャストスタッフの皆さんとひとつひとつ大切に紡いだ日々に私の心は毎日震えていました。これから先も、ここで得られたことは忘れません。

 ドラマ版から数年後の世界が、映画版となっています。2作品とも違う味わいの作品だと思いますので、両方ともご覧になっていただけると幸せです。

 この作品はいろんな視点から考えられる作品なので、フラットな気持ちでご覧になっていただき皆様と一緒に考えていければと思います。そして「保護司」というボランティア活動があることを知って欲しいです。

 正直、まだこの作品について言葉にするのは難しくて。ですが、どこかの誰かの日常に、一筋の光が差し込んでくれる物語であることを願っています。

■岸善幸監督のコメント
 原作の香川まさひとさんは、私が大好きな映画『クヒオ大佐』や『羊の木』(吉田大八監督)の脚本を手がけた方です。シニカルで、悲しくて、深い余韻を与えてくれる作品を生み出してきた香川さんの思いを想像しながら、映像化にあたっては、罪を犯す人たちが置かれた“いま”を捉えたいと考えました。

 重要だったのは主人公・阿川佳代のキャラクターでした。作画の月島冬二さんが描くメガネの佳代の生真面目さや芯の強さを大切に、有村架純さんと何度も話し合い、映像化ならではのキャラクターが生み出せたと自負しています。メガネの奥で輝いたり、曇ったり、怒ったり、涙に濡れる架純さんの瞳。全身で絶叫し、格闘する架純さんの姿にご注目ください。

 “個”を大切にする時代に、誰かを助けるとはどういうことなのか。たくさんの方にご覧いただき、感じてもらえたらうれしいです。

■映画版公式サイト
zenkamono-movie.jp
■ドラマ版公式サイト
https://www.wowow.co.jp/drama/original/zenkamono_drama/
公開:2021-05-17 05:00
更新:2021-05-19 17:19
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