2021年6月22日(火)
山形新聞ロゴ
[PR]

香港のスター歌手デニス・ホーを追ったドキュメンタリー、公開日決定

香港のスター歌手デニス・ホーを追ったドキュメンタリー『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』6月5日よりシアター・イメージフォーラムにて公開 (C)Aquarian Works, LLC
 香港のスター歌手デニス・ホーを追ったドキュメンタリー『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』(原題:DENISE HO: BECOMING THE SONG)が、6月5日より渋谷のシアター・イメージフォーラム(東京)にて公開することが決定した。本作は香港での公開が難しく、アメリカでは新型コロナウィルスの影響で劇場公開されなかったため、日本での公開が世界初の劇場公開となる。

【動画】『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』予告編

 香港で初めて同性愛者であることを公表した女性歌手であり、2014年の「雨傘運動」や2019年の「逃亡犯条例」改正反対デモに参加した活動家としての側面も持つデニス・ホー。そんな彼女の足跡は、刻一刻と状況が変わり続ける今の「香港」を考える一つのヒントになるだろう。

 2014年に香港で起きた「雨傘運動」。警官隊の催涙弾に対抗して雨傘を持った若者たちが街を占拠したこの運動に、一人のスーパースターの姿があった。彼女の名前はデニス・ホー。同性愛を公表する香港のスター歌手である彼女は、この雨傘運動でキャリアの岐路に立たされていた。

 彼女は、中心街を占拠した学生たちを支持したことで逮捕され、中国のブラックリストに入ってしまう。スポンサーが次第に離れていき、公演を開催することが出来なくなった彼女は、自らのキャリアを再構築しようと、第二の故郷モントリオールへと向かうのであった。

 スー・ウィリアムズ監督による長期密着取材によって浮かび上がるのは、香港ポップスのアイコンであった彼女が、香港市民のアイデンティティと自由を守るために声を上げる一人のアーティスト、そして民主活動家へと変貌していく様である。その物語は、歪な関係にある香港と中国、過去30年間の情勢を見事に反映している。

 そして、2019年6月。香港で逃亡犯条例改正に反対するデモが起き、彼女は再び岐路に立たされた。数百万のデモ参加者が街頭に繰り出した時、彼女は催涙ガスと放水砲が飛び交う通りに立ち続け、デモ参加者を守ろうとする。そして、国連やアメリカ議会で香港の危機的状況について訴え、自由と民主主義を守ろうとする人々の姿を世界に発信していくのだった。自由を求める香港の人々の声が、デニス・ホーという存在に重なり、その願いが一つの歌となって響き渡る。映画の幕は閉じるが、香港の闘いはまだ終わっていない…。

公開:2021-05-08 15:08
更新:2021-05-08 15:09
ギャラリー
[PR]
[PR]
住宅展示場

県内ニュースランキング

[PR]
[PR]
[PR]