旧ソ連アルメニアのパシニャン首相は22日、係争地ナゴルノカラバフでの隣国アゼルバイジャンによる軍事行動を受け「人道危機が続いている」との認識を示した。アルメニア系住民が現地にとどまるのが困難になれば4万人を受け入れる用意があると述べた。タス通信などが伝えた。
アゼルバイジャンのハジエフ大統領顧問はロイター通信に、ナゴルノカラバフの戦闘員が武器を放棄すれば恩赦を与える考えを示した。ナゴルノカラバフ側は武装解除の条件として安全保障を求めている。アリエフ大統領は20日の演説で勝利宣言し、アルメニア系住民の統合を進める意欲を表明。食料などの支援物資を現地に送った。
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