米長官、数週間以内に訪中 習主席と会談可能性と報道

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 米議会で話すブリンケン米国務長官=5月16日、ワシントン(ロイター=共同)

 【ワシントン、北京共同】米ブルームバーグ通信は6日、ブリンケン国務長官が数週間以内に北京を訪れ、中国政府の高官と会談する方向で調整していると報じた。習近平国家主席と会談する可能性もあるとしている。

 クリテンブリンク国務次官補(東アジア・太平洋担当)が北京で5日、対立する米中関係の現状打開を目指して中国の馬朝旭外務次官と会談。ブリンケン氏の訪中の地ならしを進めたとみられる。

 米中関係は、米本土の上空を飛行した中国偵察気球を米軍が2月に撃墜して悪化したが、最近、貿易経済や外交分野で緊張緩和に向けた動きが出ている。ただ軍の対話は停滞し、偶発的衝突の懸念は拭えない。

 中国外務省は6日、馬氏とクリテンブリンク氏が「中米関係の改善を進め、意見の食い違いを適切に処理し、コントロールする」ことに関して議論したと発表。「率直で建設的かつ成果の多い協議を実施した」と表明した。

 ロイター通信によるとクリテンブリンク氏は6日、北京で記者団に対し、米中の緊張緩和に向け「全力で取り組んでいる」と語った。

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