米、サウジつなぎ留めに注力 国務長官訪問、対中で危機感

6/6 21:02
 米議会で話すブリンケン米国務長官=5月16日、ワシントン(ロイター=共同)

 【ジッダ共同】ブリンケン米国務長官は6日、サウジアラビアを訪問し、8日までの滞在中に政府高官らと会談する。中東では中国が影響力を拡大し、サウジとイランの国交正常化合意も仲介した。危機感を強めるバイデン米政権はサウジのつなぎ留めに力を入れ、石油減産や人権問題を巡って冷え込んだ2国間関係の再構築を図る。

 国務省高官は、ブリンケン氏のサウジ訪問の目的について「米国が地域にとどまり、頼れる存在だと保証することだ」と語り、サウジが長年の戦略的パートナーだと強調した。米国とサウジが停戦を仲介し、その後も戦闘が続くスーダン情勢などを協議する。

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