【ニューヨーク共同】米東部ニューヨーク州の民事訴訟で、原告側弁護士が対話型AI「チャットGPT」を使って作成した準備書面に、架空の判例が含まれていたことが明らかになり、弁護士は裁判所に謝罪した。ニューヨーク・タイムズ紙が30日までに伝えた。
裁判所は「前例のない事態」だと弁護士を批判し、6月に懲戒の是非を検討するとした。弁護士は裁判所に対し、チャットGPTの利用は今回が初めてだったとして「とても後悔しており、二度と使用しない」と謝罪した。
訴訟では、ニューヨークへ向かう航空機内で配膳用のカートがぶつかってけがをしたと主張する男性が、コロンビアの航空会社を訴えていた。
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