米債務上限の停止で最終合意 2025年1月まで

5/29 10:48
 28日、米債務上限に関し話すバイデン大統領=ワシントン(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米大統領は28日、債務上限の関連法案を巡り、野党共和党のマッカーシー下院議長と協議し最終合意した。下院は法案を公表し、債務上限について2025年1月まで停止することが明らかになった。バイデン氏は同日の演説で「超党派で合意し、議会手続きに移る準備ができた」と述べた。マッカーシー氏は法案を今月31日に採決する方針を示している。

 バイデン氏は合意について「妥協の産物だ。誰もが望むものすべてを得たわけではない」と語った。

 債務上限引き上げを巡ってはバイデン政権と共和党が27日に基本合意に達した。引き上げには議会での法案可決が必要となり、民主、共和両党内の支持を広げられるかどうかが焦点となっている。

 バイデン氏は28日の会談前に「私たちは良い状態にあると思う」と語り、法案可決に自信を見せた。マッカーシー氏もこの日の記者会見で「共和党の多くが賛成するだろう」と述べた。

 政権と共和党の合意では、2024会計年度は国防費を除く歳出を23年度と同水準に抑え、25年度は1%増とする。

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