気球飛来、米中非難の応酬 国務長官「協議に有害」

2/4 17:42
 中国の偵察気球が飛来した問題について語るブリンケン米国務長官=3日、ワシントン(ゲッティ=共同)

 【ワシントン、北京共同】ブリンケン米国務長官は3日、中国外交トップ王毅共産党政治局員との電話会談で、中国の偵察気球が米本土上空に飛来したことで「中身ある協議をするのに有害となった」と批判し、中国訪問の延期を通告した。記者会見で明らかにした。中国外務省は4日「今回の件を利用して中国を攻撃、中傷することに断固反対する」と反発し、非難の応酬となった。関係安定化の機運は遠のいた。

 偵察気球は米本土中央部を東に向かって飛行中で、米政権は機密情報の収集が目的とみて警戒、監視を続けている。

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