【台北共同】台湾の蔡英文総統は30日夜、チェコ大統領選に勝利したペトル・パベル氏と電話会談した。総統府が明らかにした。台湾の総統が外交関係がない国の首脳や首脳当選者と直接会談するのは異例。中国が反発するとみられる。
パベル氏は「台湾とチェコは自由や民主主義、人権尊重などの価値観を共有している」と述べ、台湾を信頼できるパートナーだと表明。台湾への圧力を強める中国を念頭に「台湾が民主主義制度を維持し、権威主義の脅迫を受けないことを支持する」と強調した。
蔡氏はパベル氏の勝利に祝意を表明し「緊密なパートナー関係を築いていきたい」と期待を示した。
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