入管法成立断念に「うれしい」 難民申請のミャンマー女性

5/18 21:54
 3回目の難民申請中で、強制送還におびえるセンさん(仮名)。一家6人での食事が人生で一度もできぬまま、両親は他界した=13日、東京都新宿区

 東京で暮らすミャンマー出身の女性センさん(44)=仮名=は、3回目の難民認定申請中だ。入管難民法改正案が原案通り成立すれば、送還の対象となる予定だった。国軍によるクーデターで母国の政情は混迷を極め、「送還されたら殺される」と改正案の行方におびえていたセンさん。18日、今国会での成立断念を受け「人生でこんなにうれしい瞬間はない」と声を震わせた。

 センさんの父は国軍と闘う少数民族武装勢力、カチン独立軍の元幹部。親族は治安当局に拘束され、兵士が自宅に押しかけたこともあるという。弾圧から逃れるため、08年に来日した。兄弟も国外へ逃亡し、家族は散り散りになった。

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