サバレンカが全仏の記者会見復帰 侵攻「私は戦争を支持しない」

6/7 04:38
 女子シングルスの準々決勝後、記者会見するアリーナ・サバレンカ=6日、パリ(ゲッティ=共同)

 【パリ共同】女子テニスでベラルーシ出身の強豪アリーナ・サバレンカ(25)が6日、パリで行われた全仏オープンのシングルス準々決勝でエリナ・スビトリナ(28)=ウクライナ=に勝った後、記者会見に復帰した。2回戦後の会見で、ベラルーシが支援するロシアのウクライナ侵攻に対する執拗な質問に不安感を覚えたことを理由に3、4回戦は欠席していた。

 注目を集めた会見では「(2回戦後の会見は)敬意を感じなかった。気分が悪く、眠れなかった」と吐露。気持ちを整理できたことで出席を決めたという。過去に母国のルカシェンコ大統領と写真撮影したことについては「私は戦争を支持しない。ということは今は大統領も支持しないということ。私はただの25歳のテニス選手。政治的なことをやりたければ、ここにはいない」と言い切った。

 一方、スビトリナは慣例の試合後の握手を拒否。かねて敵国のロシア、ベラルーシ選手とは手を握らないと公言しており、ネット際で待っていたサバレンカに「あなたは何をやっているの、と思った」と冷ややかだった。

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 女子シングルスの準々決勝後、記者会見するアリーナ・サバレンカ=6日、パリ(ゲッティ=共同)
 女子シングルス準々決勝の試合後、アリーナ・サバレンカ(右)との握手を拒否して引き揚げるエリナ・スビトリナ=6日、パリ(ゲッティ=共同)
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