東京電力は28日、福島第1原発からの2回目の処理水海洋放出を10月5日に始めると発表した。初回分と同量の約7800トンを約17日かけて放出する。
放出の準備作業を3日に開始。海水で薄めた少量の処理水を大型水槽に入れて放射性物質トリチウムの濃度を測定し、想定通りの濃度となっていることを確認する。その上で5日から放出を始める。
初回分の放出は8月24日に開始し、9月11日に終了した。設備にトラブルはなく、国や東電、福島県が原発周辺で採取した海水や魚のトリチウムの濃度も異常はなかった。
放出開始前、処理水の保管量は約134万トンとタンク容量の98%に達していた。
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