原発の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査受け入れの議論が持ち上がっている長崎県対馬市で10日、調査反対の請願書を市議会に提出した五つの市民団体が合同で集会を開いた。参加者は「被爆地長崎に核のごみの埋め立てがあってはならない」と声を上げた。
市役所近くの野球グラウンドで開き、主催者発表で約530人が参加。「対馬地区漁協青壮年部連絡協議会」の橘勇二さん(39)は代表スピーチで、風評被害を念頭に「子を持つ親として反対だ。調査を実施すれば市民が分断してしまう」と訴えた。
集会後には「ストップ!核ゴミ」と書いた横断幕を掲げてデモ行進した。
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