東京電力福島第1原発事故からの復興に向け、政府が設けた福島国際研究教育機構が1日発足し、福島県浪江町の本部で開所式を開き、岸田文雄首相も出席した。
機構はロボットやエネルギー、創薬医療など5分野で研究開発や人材育成を進める。計50の研究グループに国内外から数百人が参加する構想で、被災地の産業再生や人口増加なども狙う。
機構の山崎光悦理事長が「日本の科学技術力、産業競争力をけん引する力となる」と述べた。岸田首相は「福島に既に立地する研究施設の取り組みに横串をさし、司令塔としての機能を十分に発揮してもらうことを期待する」とあいさつした。
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