明治グループの製薬会社KMバイオロジクス(熊本市)は31日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、子どもに対する最終段階の臨床試験(治験)を始めたと発表した。6カ月以上12歳未満の計480人を対象に実施し、安全性や有効性を確認する。6月末までの承認申請を目指す。
KMバイオはインフルエンザや日本脳炎と同じ方法で製造し、毒性をなくしたウイルスを用いる「不活化ワクチン」を開発している。コロナワクチン接種率が低い小児への需要が高いと見込んでいる。
成人向けの最終段階の治験は既に終了。3月末までに詳細データが出そろう見込みで、4〜6月に承認申請する方針だ。
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