重大な少年事件などの記録が廃棄された問題で、2012年に京都府亀岡市で起きた無免許暴走事故で娘を亡くした中江美則さん(59)が6日、京都家裁で最高裁の担当者らから調査報告書について説明を受けた。終了後、京都市内で記者団の取材に応じ「声をすくい取ってほしい」と記録保存方法に遺族の意見を反映するよう訴えた。
中江さんは「うわべだけの謝罪では納得できない。期待を裏切らず、反省を生かしてほしい」と語った。
22年10月、事故を起こした元少年ら6人に関する記録を京都家裁が廃棄していたことが判明。中江さんは理由の説明を求める要望書を提出し、最高裁の意見聴取を受けていた。
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