銘菓「チロリアン」訴訟が和解 千鳥屋本家が商品名変更

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 大阪地方裁判所=2020年10月

 福岡県を中心に親しまれている銘菓「チロリアン」の商標権を侵害されたとして、権利を保有する菓子製造販売「千鳥饅頭総本舗」(福岡市)が、同じ名称で販売してきた「千鳥屋本家」(福岡県飯塚市)に商品名の使用禁止や損害賠償を求めた訴訟があり、大阪地裁で和解が成立したことが1日、関係者への取材で分かった。昨年12月27日付。

 関係者によると、本家が商品名を変更し、解決金5千万円を支払う内容。チロリアンはロール状のクッキーにクリームを詰めた人気商品で、本家は1日から包装をリニューアルし、「ヨーデルン」として販売を始めた。

 本家は取材に対し「和解したこと以外は答えられない」としている。

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