元慰安婦の命日に上映会 「被害克服過程を知って」

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 ドキュメンタリー映画「金福童」の上映会で、あいさつする宋元根監督(中央)。左は平井美津子さん=28日午後、神戸市

 旧日本軍の元従軍慰安婦で人権運動家だった金福童さん(2019年に92歳で死去)の命日の28日、大阪市と神戸市でドキュメンタリー映画「金福童」の上映会が開かれた。両会場で韓国人監督の宋元根氏があいさつ。神戸では「行動し、被害を克服していく過程を知って」と訴えた。

 1926年に生まれた金さんは40年に慰安婦とされ、中国に連れて行かれた。92年に慰安婦だったことを公開し、世界各地で証言活動を行い、日本政府に謝罪を求め続けた。また、ベトナム戦争の性暴力被害者や、日本の朝鮮学校を支援した。

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