JR東海は26日、愛知県小牧市の研究施設で、トンネルの検査を行うロボットの試作機を公開した。2023年度末まで検証試験を行って基礎技術を確立し、トンネル区間の多いリニア中央新幹線への導入を目指す。労働力人口減少への対応や作業の効率化につながると期待する。
研究施設に設置された試験トンネルで、トラックに載せられた試験ロボットが稼働。レーザー測量機で壁との位置関係などを測定した後に、ロボットアームに取り付けられた検査装置で壁面に打撃を加え、振動のデータを読み取って内部の状態を調べた。
ロボットによる自動化で安全性や効率性の向上が見込まれるという。
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