『国民の選択』原発の是非をもう一度問う 

3/2 07:01
(C)2021映画「国民の選択」製作委員会

 国会で原発を禁止する憲法案に3分の2以上が賛成したことで国民投票が実施されることになった20XX年の日本。原発のある町で、国民投票を目前に原発の是非で賛成派と反対派に分断する家族、友人、恋人たちの姿を描いたドラマです。本作の主人公を演じるのは『魔進戦隊キラメイジャー』シリーズやU-NEXTのオリジナルドラマ「すじぼり」などで個性を発揮していた水石亜飛夢。原発賛成派の父と、反対派の恋人に板挟みになる青年役をまっすぐに演じています。

 今から10年前の2011年3月、皆さんは何をしていましたか? 私は東京にいて、感じたことのない強い揺れに動揺し、津波の映像に恐怖でいっぱいになっていました。その恐ろしさに追いうちをかけるように「福島の原発が危ないかもしれない」という父親からの電話を受けた私は、テレビのニュースをかじりついて観ていたのを覚えています。父親の実家は福島県。親戚の家は楢葉町という原発の町で、私の息子も小さい頃はいつも田植えのお手伝いに行っていたからあの恐怖はとても身近でリアルに感じたものです。

でも10年経った今、あのとき私たちがリアルタイムで感じていた原発への恐怖心はすっかり麻痺してしまったような気がしています。映画の中にはこれでもかというほど原発に関する知識がつめこまれていて、私自身もきちんと調べて考えなければいけないなと思いました。映画ではきちんと賛成派と反対派の話し合いも描かれているので皆さんも、今一度あの日の恐怖を思い出し、原発のことを考え、家族や友人、恋人とディスカッションしてみてはどうでしょう?★★★★☆(森田真帆)

3月5日から全国順次公開

監督・脚本:宮本正樹

出演:水石亜飛夢、妹尾青洸

記事・写真などの無断転載を禁じます

関連写真

(C)2021映画「国民の選択」製作委員会
写真・画像の無断転載を禁じます。
[PR]

おすすめニュース

[PR]