じもとホールディングス(HD、仙台市)は29日、金融機能強化法に基づく180億円の公的資金の受け入れを完了したと発表した。全額が傘下のきらやか銀行(山形市、川越浩司頭取)に資本注入された。
じもとHDが第三者割当方式により、整理回収機構に1株千円の優先株式1800万株を発行した。新型コロナウイルス禍で打撃を受けた地域経済を支えるために注入条件を緩和したコロナ特例の適用第1号で、返済期間は25年。きらやか銀行の財務基盤の強化に充てる。
同行に対する公的資金注入額の合計は、今回の180億円を加えて480億円。来年9月に200億円、2037年12月に100億円の返済期限を迎える。
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