電動キックボードの事故防止へ特性学ぶ 寒河江・安全運転管理者ら

2023/9/29 10:32
電動キックボードを体験し、特性を学ぶ参加者=寒河江市・寒河江自動車学校

 県内事業所の安全運転管理者らの指導・管理能力向上を目的としたセミナーが28日、寒河江市の寒河江自動車学校で開かれた。法改正で今後、利用者増の可能性がある電動キックボードの特性を学ぶなどし、従業員の事故防止のポイントを確認した。

 電動キックボードは7月1日施行の改正道交法で、最高速度20キロ以下のタイプが「特定小型原動機付自転車」に分類された。運転免許は不要で、ヘルメット着用が努力義務となっている。

 セミナーでは、電動キックボードのスピードを体感してもらおうと、運転を体験するメニューもあった。有賀組(鶴岡市)の有賀哲社長(48)は「意外と速度が出るし、免許不要なのは少し不安だ。公道で遭遇したら車側が十分に注意を向ける必要がある」と話した。

 県安全運転管理者協会(鈴木隆一会長)が昨年まで開いた自動車安全運転競技大会に代えて実施した。約30人が参加し、運転適性検査や運転時の加減速チェック、安全運転サポート車(サポカー)の試乗なども行った。

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