寒河江市醍醐小(宮部卓校長)の5、6年生15人が28日、「慈恩寺子どもガイド」として学区内の古刹(こさつ)・本山慈恩寺で活動し、参拝客らに魅力を紹介した。
地域を知るために同校の全学年が取り組む「醍醐学」の学習の一環で、5、6年生は今年1月から準備を進めてきた。国指定史跡「慈恩寺旧境内」について、本山慈恩寺の役員から話を聞くなどしてパンフレットにまとめた。この日は本堂、薬師堂、三重塔で建物、仏像、仏具の歴史、特徴などを身ぶり手ぶりやクイズを交えて説明し、パンフレットを配った。
案内を受けた新庄市十日町、会社員五十嵐健一さん(74)は「分かりやすく、ためになった」と感心した様子。木造阿弥陀如来坐像(ざぞう)の説明を担当した5年大泉空(そら)君(10)は「覚えたことをゆっくり話すのが難しかったが、仏像への理解が深まったらうれしい」と話し、本堂の屋根の大改修などを紹介した6年石塚心結(みゆ)さん(12)は「慈恩寺にまた来てもらい、良さを他の人にも伝えてほしい」と期待を語った。
|
|