県消防防災航空隊と鶴岡市消防本部による合同山岳救助訓練が26日、同市の八森山スキー場で行われ、登山中に動けなくなったけが人をヘリで救助する手順を確認した。
2人の男性が登山中に約20メートル滑落し、1人が複数の骨を折る重傷―との想定。計26人が参加し、同本部の救急隊員らが負傷者がいる現場に駆け付け、けがの程度や周囲の状況を指揮隊に報告した。連絡を受けた県消防防災ヘリ「もがみ」が現場上空をホバリングし、約30メートルの高さから航空隊員がロープで降下。要救助者に見立てた人形と救急隊員を引き上げた。
同本部管内では今年、山岳救助事案は9件発生し、このうちヘリでの救助は6件。市消防署警備第1課の佐藤勝也警防主査は「訓練を継続し、迅速な救助に努める」と話した。
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