通学環境の充実など、学校再編計画で意見 寒河江で有識者会議

2023/9/27 10:11

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 寒河江市内の小中学校を再編する学校施設整備計画の改定を巡り、外部有識者会議(会長・大桃伸一東北文教大副学長)の第3回会合が26日、同市技術交流プラザで開かれた。今回が最終で、前回会合での指摘などを踏まえて一部修正された改定案を協議した。委員から通学環境の充実や多様性に配慮した施設整備、幼児施設との連携強化などを求める意見が出た。

 改定案の修正では、統合の目的や通学方法をより具体的に記し、補足説明資料に異常気象への対応、文化の伝承などの項目を追加した。会合にはオンラインを含めて委員5人が出席し、「安全な通学のため、自転車専用道路の整備も検討してほしい」「幼児施設から中学校までの体系的なカリキュラム編成も必要」などと発言。大桃会長は「地域の声を聞き、より良い計画にしてほしい」と求めた。

 改定案は、段階的に1校にするとしていた5小学校統合の2校化への変更、2028年度としていた3中学校統合の2年先送りなどが盛り込まれ、前回会合でおおむね賛同された。市教育委員会は改定案のパブリックコメント(意見公募)を28日~10月27日に行い、10月3~14日に市内5カ所で説明会を開く。

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