長距離を渡るチョウとして知られるアサギマダラが山形市西蔵王高原の市野草園で、南へ向かうためにフジバカマの蜜を吸って長旅の準備をしている。26日は20匹前後が園地を優雅に飛んでいた。
アサギマダラは春に日本列島を北上し、世代交代して秋には南下する。野草園や蔵王は東北でも有数の飛来地として知られている。
今年初めて姿を見せたのは9月7日で、以来、好天の日の午前中など、条件が良い日は10~20匹ほどが姿を見せているという。26日に訪れた人たちは「思ったより大きい」「すごくきれい」とじっくり眺めていた。
野草園の担当者は、アサギマダラの姿が見られるのはあと数日ではないかと話している。
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