災害時に備え給水車訓練 東根、米沢会場に

2023/9/23 09:45
災害時の給水作業を再確認した合同訓練=東根市・第二白水荘

 地震による断水に対処する日本水道協会東北地方支部の合同訓練が22日、東根市と米沢市を会場に行われ、有事に備えた給水車による作業の流れを再確認した。

 東北6県で災害時に相互応援する体制をとっており、訓練は南東北3県持ち回りで実施している。本県内で大地震が発生し、大規模な断水が発生したとの想定で、東根市では宮城県と本県内の自治体合わせて16台、米沢市では福島県と本県の計12台が参加した。

 東根市の訓練は、3カ所の注水場所から水をくんだ給水車が4カ所で給水作業を実施した。特別養護老人ホーム第二白水荘では、栗原市、多賀城市、南三陸町、酒田市の給水車が順番に同荘の給水タンクにポンプをつないで水を注ぎ、手順などをチェックした。

 東根市上下水道部の深瀬由昭上下水道課長は「水道は重要なインフラ。お互いに協力し合って災害に対処していく意識を新たにした。さらに万全を目指し取り組んでいきたい」と話していた。

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