山形大は、山形市の小白川キャンパス内にコインパーキングを開設した。大学に通う学生だけではなく、一般の人も利用できる。同大はグラウンドを全天候型にリニューアルして学外に開放している。開かれた大学として、資源や施設を地域住民と共有する取り組みをさらに進める。
キャンパス内の野球場西側に整備した。職員駐車場としていた場所を活用し、43台分の駐車スペースを確保している。料金は当面の間、オープニングキャンペーンとして1時間100円、24時間まで400円。キャンペーン終了後は24時間の最大料金が変わる予定。運営は民間業者に委託している。グラウンドで練習するスポーツ関係者、イベントなどで大学を利用する人だけではなく、誰でも使うことができる。
キャンパスには、山形市のコミュニティサイクル事業として、電動アシスト自転車と専用の駐輪場(サイクルポート)も設置された。10月からはカーボンニュートラルに向けた取り組みとして、学生や教職員向けのカーシェアリングを導入する計画もある。
交通の利便性を高めると同時に、安全な環境づくりも進めている。キャンパス内の車両通行を極力抑え、自転車は降りて利用することを呼びかけている。玉手英利学長は「学生や地域の皆さまが安心して行き交うことができる空間にしていきたい」と話している。
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