本県を代表する果樹のサクランボが収穫期を迎え、日本航空は9日、山形空港(東根市)発着の羽田、伊丹両便で航空貨物の取り扱いを始めた。30日まで空路で県産サクランボを全国に出荷する。
鮮度が良い状態でいち早く首都圏や関西圏に輸送し、付加価値を高めて県内サクランボ産地の振興を図ろうと、機体の一般貨物室を利用して空輸する。今季第1便の伊丹行き2234便に箱詰めされた東根産「佐藤錦」などが積み込まれ、初日は羽田便を含め計約500キロを運んだ。
出発セレモニーで、島村信行日航日本地区貨物販売支店長は「生産者が手塩にかけて育てたサクランボをしっかりと全国に届けたい」、大内皓介県総合交通政策課長は「本県を代表するフルーツを全国の皆さまに楽しんでほしい」などと述べた。関係者がテープカットを行った。
昨季の取扱量の実績は約12.7トン。山形空港出発便の1日当たり最大積載量は2トン前後を見込んでいる。
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