国民民主党県連(会長・舟山康江参院議員)は2日、山形市の山形国際ホテルで定期大会を開いた。次期衆院選や地方選での新人擁立と勝利を目指し、政策実現のため党勢拡大を図るなどの活動方針を決めた。
舟山会長はあいさつで「政治は生活と直結している。できるだけ多くの皆さんの声を集めた政治が、今後の日本には必要だ」と力を込めた。来賓の榛葉賀津也党幹事長、吉村美栄子知事、芳賀道也参院議員、遠藤吉久立憲民主党県連幹事長、設楽正連合山形会長代行が祝辞を述べた。
「対決より解決」の姿勢を貫いて県民の声に耳を傾け、時代の変化に対応した政策提言を行う―などとする大会宣言を採択し、気勢を上げた。終了後の記者会見で舟山会長は次期衆院選について、具体化には至っていないものの「県2区を念頭に置き、候補者擁立に向けて鋭意努力している」と述べた。立民県連、連合山形と協議の場を持つ方向で調整を進めていることも明らかにした。
先の統一地方選の結果を受けて幹事長に梅津庸成県議、政調会長に板垣致江子南陽市議、幹事長代理に武田聡山形市議を新任した。
「東北での擁立努力」来県の榛葉党幹事長
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は県連定期大会後、報道陣の取材に対し「山形2区は大切な選挙区。(次期衆院選は)東北6県で候補者擁立の努力をしたい」と述べた。先の参院選で同党は東北で計22万票余りを獲得したとし、比例東北ブロックでの1議席獲得は可能との認識を示した。
党本部の政治塾や候補者公募なども通じ、「地元や中央でしっかりと候補者を選んでいく」と説明。他党との連携については「舟山会長の尽力もあり、山形は特に連携がしっかりできている。調和できるところでは協力していく」とした。
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