大石田町内の3小学校に通う小学6年生計41人が29日、大石田南小脇の畑で自然薯(じねんじょ)の種芋の植え付けを体験した。
豪雪地での通年農業に向け技術改良を続ける同町新作物開発研究会(海藤明会長)の協力を得て取り組んでいる。11月下旬ごろの収穫を見込み、各校で販売にも挑戦する。
児童は海藤会長から自然薯栽培の歩みや栽培に懸ける思いを聞いた後、軍手に長靴姿で畑の中に入った。畝に沿って横一列に並び、一定の間隔を空けて種芋を土に埋め込んだ。優しく土をかぶせていた大石田小の佐藤蓮君(11)は「折れずに丈夫に育ってほしい」。わが子を慈しむようなまなざしで、健やかな成長を願っていた。
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