“西山形の酒”造りへ田植え 外国出身者も参加、日本文化を体験

2023/5/29 13:50
外国出身者も参加し、酒米の田植えに挑戦した=山形市

 山形市西山形地区にこだわった日本酒「柏倉門傳(もんでん)」を手がける「西山形の酒を造る会」(清石孝男会長)が28日、同地区で田植えを行った。今年は県内外に在住の外国出身者も加わり、酒米「出羽燦々(さんさん)」の苗を丁寧に植えた。

 若手職員のアイデアを具現化する山形市の「政策提案チャレンジ事業」で企画したインバウンド(訪日客)体験に申し込んだ海外出身の8人と、同会の会員や地元住民ら約50人が参加した。酒米を栽培する5ヘクタールのうち6アールに手植えした。

 参加者は田んぼにいるタニシに驚きながら、徐々に泥の感触に慣れた様子で作業に励んだ。観光で訪れた外国語指導助手(ALT)のハートショーン・ベンさん(23)=ニュージーランド出身、秋田県大仙市=は「日本の文化を体験でき、楽しかった。この経験を子どもたちにも教えたい」と話していた。

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