飯豊町のまちづくり会社「まちづくりきらりいいで株式会社」(安達純一社長)が経営する「神乃湯(かみのゆ)ホテル」が27日、同町椿にオープンした。旧温泉旅館を全面改修し、新たにコインランドリーや図書ラウンジなどを設けた地域密着型施設にリニューアルした。
同ホテルは、旧がまの湯温泉いいで旅館の3階建て施設を刷新した。1階は、地域住民の利用促進を図ろうと町内になかったコインランドリーを新設し、スニーカー専用を含む9台を備える。ラジウム鉱石を使ったラドンルームとコミック中心の図書ラウンジは無料で利用できる。サウナ付き日帰り入浴温泉や食堂兼居酒屋があり、売店は温泉卵や生花などを取り扱う。
3階の客室は内装や設備を大幅に改修し、ツイン7室、4人部屋4室、6人部屋1室の計12室とした。2階の宴会スペースは本年度内の完成を予定する。
オープニング式典では来賓の後藤幸平町長らがテープカットで開業を祝った。安達社長は「町の迎賓館機能を担う施設を再建し維持していくため頑張りたい」とあいさつした。
|
|