第74回県高校総合体育大会は25日、天童市のNDソフトスタジアム山形で陸上が始まり、女子400メートルは赤坂美結(山形中央)が54秒85の大会新記録で頂点に立った。2位の松田陽和(山形商)も大会記録を上回る55秒74をマークした。男子400メートルは白畑健太郎(米沢中央)が47秒94で3連覇を達成した。男子走り幅跳びは早藤海音(酒田東)が7メートル31で制した。
【ハイライト】全国入賞、視界に捉える
大舞台での飛躍を予感させる走りだった。女子の赤坂美結(山形中央)と男子の白畑健太郎(米沢中央)。ともに400メートルで全国入賞を視界に捉える好タイムで優勝。圧巻のレース内容でスタジアムを沸かせゴールを駆け抜けた。
女子の赤坂は特別な思いを持ってレースに臨んだ。狙うは1学年上の姉美玲が昨年打ち立てた56秒57の大会記録。常にライバルのような存在だったからこそ、「ほかの誰でもない私が塗り替える」。
「美結なら(更新)できる」。県外の大学に進学した姉から携帯電話に届いたメッセージを思い返し、勢いよく飛び出した。前半からスピードに乗り、172センチの長身を生かした大きなストライドを後半も維持。姉の記録を1秒72更新するタイムに会場はどよめいた。「声援も後押ししてくれた」。笑顔からは全国舞台への手応えがにじんだ。
3連覇を成し遂げた男子の白畑は47秒94でフィニッシュ。自己ベストをたたき出す快走にもゴール後の表情は硬かった。「最後で失速してしまった。予選、準決勝、決勝と3本走りきる体力をつけることを意識してきたからこそ、悔しい」と唇をかんだ。今夏の全国高校総体入賞という目標を掲げ、さらなるレベルアップを約束した。
早藤(酒田東)V、自己新の大跳躍
○…男子走り幅跳びの早藤海音(酒田東)は2位に45センチの大差で圧勝した。自己記録を更新する7メートル31の大ジャンプで栄冠を手繰り寄せ「自分ってこんなに跳べるんだ」。全国舞台での入賞も狙える記録に笑みがこぼれた。
飛躍の予兆はあった。「400メートルリレーに出場した後でいい感じに体が温まって軽かった」。1回目の跳躍でいきなり7メートル25をマーク。スタンドからの期待のこもった声援に後押しされ、2回目でさらに記録を伸ばした。
会心の内容にも勝利の余韻に浸ることなく、目線は次の舞台へ向く。目標は全国の表彰台。「そのためには今の成績じゃ足りない」。伸びしろは十分。高みを見据えて己を奮い立たせる。「もっと跳べる」
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