多様な人材、働きやすく能力発揮　山形経済同友会総会、23年度計画承認

　山形経済同友会の総会が24日、山形市の山形グランドホテルで開かれ、2023年度の基調方針「『山形愛』を広げよう」や事業計画を承認した。

　重点課題に▽多様な人材が活躍できる山形づくり▽カーボンニュートラルに向けたイノベーションの加速▽コロナ禍を越えて関係人口を拡大―を掲げた。地域に潤いをもたらす「山形愛」を広げ、持続可能な地域社会を実現するため、県内各地域の特性を生かした課題解決策を示す。

　具体的には性別や年齢、国籍を問わず、多様な人材が働きやすく、能力を発揮できる環境を整え、地域経済の活力向上を目指し、学ぶ場を提供して人材育成にも注力する。グリーントランスフォーメーション（ＧＸ）の加速に向けた取り組みを支援し、ポストコロナの観光振興と地域資源の磨き上げも進める。

　テレビ番組「提言の広場」は引き続き、社会が直面する諸課題を多角的に取り上げ、さまざまな視点から提言する。「やまがた景観賞」「明るい山形ＭＶＰ賞」では地域の魅力を再発見し、「やまがた創生」の一助にする。多彩な講師を招く例会を毎月開催し、県政の方向性を学び、議論する県政懇談会も継続する。

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