高畠町の安久津八幡神社で3日、春祭りが行われ、みこに扮(ふん)した地元の子どもたちが、厳かに倭舞(やまとまい)と田植舞を披露した。
小学4年から中学1年までの8人が出演。家族や地域住民が見守る中、拝殿で「若宮」「君が代」「春日山」で構成する倭舞を奉納した後、参道の舞楽殿で田植舞を舞った。見守った地元住民や行政関係者、保護者らは、真剣な表情で取り組む子どもたちに目を細めていた。
同神社では毎年、五穀豊穣などを願い、女子小中学生が伝統の舞を披露している。高畠中1年の中川愛美さん(13)は「コロナで演目が制限されたりしていたが、全ての舞を多くの人の前でできて良かった。DVDを見て家でも練習し、ミスなくやれた」と満足そうに話していた。
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