やっぱりこれだね！初夏の味　東根・観光サクランボ園がオープン

　東根市のサクランボ観光果樹園のオープニングセレモニーが20日、同市の神町りんご研究所で行われた。主力品種「佐藤錦」が赤く色付くハウス内で、園児や関係者が初夏の味覚を堪能した。

　佐藤茂美市観光物産協会長が「全国の皆さんに本場のサクランボの味を堪能してもらいたい」とあいさつし、土田正剛市長は新型コロナウイルス感染症の法的位置付けが5月8日から「5類」に移行することに触れ「観光果樹園にとって絶好のタイミングで、追い風になる」と強調した。

　セレモニーは4年ぶりに地元の神町幼稚園児を招いて行われ、早速、ハウス内にはもぎ取りを楽しむ子どもたちの歓声が響いていた。園主の須藤一元（かずもと）さん（57）は「露地物の一部に凍霜害の影響があったが、ハウス内はしっかりと対策できた。おいしくて高品質のサクランボを楽しんでもらえれば」と語った。

　市観光物産協会にはサクランボ園23園地が加盟し、この日は温室栽培の8カ所のうち2カ所がオープンした。他の園地も順次開園し、露地物は6月中旬に始まる。

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