山形新聞のデジタル発信拠点「街なかメタベース」(山形市・山形グランドホテル)に、県内の観光スポットなどをメタバース(仮想空間)で紹介するコンテンツが導入され、7日に公開が始まった。ホテルの利用者らが来場し、最新のデジタル技術を通して、本県の魅力を再確認した。
メタバース内で取り上げているのは、日本酒やそばなど本県を代表する食、山寺(山形市)といった観光名所で、生産過程や見どころを360度動画で個別に収録している。専用のヘッドセットを使用すると、アバター(分身)の目線で楽しむことができる。
会社員白沢司朗さん(51)=山形市桜町=は「没入感があり、別世界に入ったように感じた。360度動画なので実際に近い感覚で魅力を知ることができる。観光PRに使えそう」と話した。雪に包まれた山寺の動画を見た東北文教大山形城北高1年柴崎香凛さん(15)は「今年2月に山寺に行ったときは、動画ほど雪がなかった。こんな風景もあるんだ」と感想を語った。
同コンテンツはNTT東日本の協力で制作した。街なかメタベースの開館時間は午前9時~午後6時。
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