東北初公開となる企画展「こぐまちゃんとしろくまちゃん 絵本作家・わかやまけんの世界」が1日、山形市の山形美術館で開幕した。世代を超えて読み継がれている「こぐまちゃんえほん」シリーズを中心に、故わかやまさんの絵本原画や下絵、アイデアスケッチなど約230点を展示。大勢の親子連れらが訪れ、優しく美しい色で描かれる物語の世界を楽しんでいた。
同展は、5章で構成されている。第1章「紙芝居からの出発 こぐま社との出会いまで」は紙芝居など初期作品に焦点を当て、第2章「こぐまちゃん、しろくまちゃん誕生」はロングセラーになっている「こぐまちゃんえほん」シリーズの原画や制作の過程を紹介する。第3章「絵を読む絵本『純絵本』をめざして」は絵で物語を伝えることを重視し、わかやまさんが文と絵を手がけた作品が並ぶ。民話や詩集といった独自の世界に合わせて生み出した作品や詩人との交流に迫る第4章「ひろがる わかやまけんの世界」に続き、第5章「一点で物語る」はさまざまな技法で作品世界を形成した雑誌の表紙を集めた。
絵本専門の出版社・こぐま社の広木和子社長(75)は「さまざまな作品を手がけているが、同じ作家かと思うほど画風が異なり面白い。多くの人に知ってほしい」と語った。
会期は5月7日まで。関連イベントとして、絵本の読み聞かせが2、9の両日、午前10時半と同11時半から行われる。各回30分。定員は先着順で80人程度。主催は山形新聞、山形放送、山形美術館。共催は県と県生涯学習文化財団。
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